春の暖かさで糠床の乳酸菌が活性化し、糠漬けがおいしくなる季節になってきました。そこでいつものとはちょっと違う、変わり糠漬けを作ってみませんか?
乳酸菌パワーで意外なおいしさ
今回は、豆腐と半熟卵、青大豆を漬けてみました。豆腐は乳酸菌発酵の旨味と適度な塩味でまるでチーズの味わいです。半熟卵はご飯にのせて、青大豆はおつまみにと、どれも逸品です。
【材料】
木綿豆腐、卵、青大豆など
【作り方】
◆木綿豆腐
1./豆腐をキッチンペーパーで包み、電子レンジ(500w)で3分加熱する。これで3分の2ぐらいに小さくなるが、さらに水カップ1程度を入れたボウルなどを上にのせてしっかり水を切る。
2./1をキッチンペーパーを2枚重ねてしっかり包み、柔らかく輪ゴムでくくる。
3./1~2日程度漬けて出来上がり。
◆半熟卵
1./卵は冷たいままでも、室温に戻しておいても良い。沸騰した湯に酢を少々加えてそっと卵を入れる。冷たい卵なら6分間、常温なら5分半ゆでて氷水に投入し、十分冷やしてから皮をむく。
※湯に酢を加えるのは、卵がパンクして中身が流れ出すのを防ぐため。
2./糠床に卵サイズの穴をあけてから卵を入れ、その上からそっと糠をのせる。力を入れると卵がパンクするので注意。
3./1日程度漬けて出来上がり。
◆青大豆
1./乾燥青大豆は水に1昼夜浸けて戻してからしっかりゆでる。
2./冷めた豆を、みかんや玉ねぎなどが入っているネットか、水切りネットに入れる。
3./半日~1日程度漬けて出来上がり。
豆腐はパスタやサラダに絶品!
木綿豆腐はそのまま食べてももちろんおいしいですが、まるでチーズ!のような味なので、炒めたパスタに大きくほぐして入れたり、サラダの具材にしても絶品です。
また、この他の変わり糠漬けの材料としては、パプリカ、エリンギ、アボカド(いずれも生で)、こんにゃく(ゆでてから)などがあります。これから糠床が元気になる季節、ぜひ挑戦してみてください。
(文責・編集部)