チミチュリ(chimichurri)は、南米アルゼンチンやウルグアイが発祥とされ、焼いた肉料理に合わせる定番ソースです。パセリやにんにくなどの香味野菜をたっぷり使い、ビネガーと合わせるだけなので超簡単。牛肉や鶏肉のほか、魚介のグリルなどとも相性がよく、今回のように麺類と合わせることもでき、とても重宝です。
“チミチュリの本性は酸っぱさ”ですが、油の量で酸っぱさを加減してください。
梅雨時期に入ると、登場頻度が増すソースです。
南米の定番ソースチミチュリの冷麺の作り方
【材料】(1人分)
・中華麺(冷やし用):約100g
・チミチュリソース:150ml
・醤油:大さじ1
・パクチー:適量
<チミチュリ>作りやすい分量
・赤玉ねぎ:1個
・赤ピーマン:1個
・パセリ:約50g
・にんにく:1かけ
・青唐辛子:4~6本
・オレガノ:小さじ1~2
・塩:小さじ1/2強
・白ワインビネガー:1カップ
・油:1~1と1/2カップ
・はちみつ:大さじ2
【作り方】
1./赤玉ねぎ、パセリ、にんにくを刻む。
2./赤ピーマンと青唐辛子は種を除いたのち、刻む。
3./ボウルに1と2を入れ、そしてオレガノ、塩、白ワインビネガー、油1カップ、はちみつを加え、混ぜる。
にんにくと青唐辛子は小さめに刻む
ボウルはやや大きめの方が混ぜやすい
4./味見をし酸っぱさが強いようだったら、残りの油1/2カップを少しずつ足し、好みの酸っぱさに調え、チミチュリの完成。
酸っぱさはしっかりある方がおすすめ
5./ボウルにチミチュリ150mlと醤油大さじ1を入れ、混ぜる。
6./パクチーを刻む。
7./中華麺(冷やし用)を茹で、冷水でしっかりと〆て水気を切り、5のボウルに入れ、手早く和え、器に盛りつけ、6のパクチーをのせて出来上がり。
麺をチミチュリに絡めながら食べる
キレのある酸っぱさが特徴のチミチュリ、今回は麺のソースとして活用しましたが、もちろん定番の使い方である焼いたお肉に合わせていただくこともおすすめです。ステーキや焼肉用のお肉を焼いて、ほんのすこしだけ塩と胡椒、仕上げにチミチュリをかけていただきます。
材料を刻んでしまえば出来上がったも同然、ぜひトライしてみてくださいね。
焼いただけのお肉が華やかな献立に
(文・写真◎奥田ここ)
国内外各地の市場を「師」とあおぎ、様々なスタイルでの和食及びイタリア家庭料理の料理教室を主宰。各種媒体・広告へのレシピ提供や食材産地の取材および食に関する企画・執筆、オーダーメイド仕様の出張料理など、国内外問わず活動中。素材の味を大切にし無駄なく使い切る献立作りを心掛けている。
kokookuda(https://www.instagram.com/kokookuda/)