【はじめての味噌作り】でご紹介する、超簡単味噌作りも3回目です。今回は味噌作りの大きなハードルの一つ「大豆を煮る」という手間を省く、市販の大豆の水煮を使う味噌作りです。【はじめての味噌作り1】で紹介したおから味噌と「大豆を煮ない」というコンセプトでは同じですが、使うのは大豆そのものなので、より本格的味噌に近づきます。
熟成時間はかかりますが、できた味噌は深いコクと旨味が増した本格派です。
「大豆の水煮味噌」の作り方
材料は市販の大豆の水煮と麹、塩と豆乳だけです。味噌作りのハードルの一つ、大豆を煮る過程を省くことで、劇的に簡単になります。市販の大豆の水煮は、味噌作りには都合よく、上手に柔らかく煮てあります。しかも袋の封を切らずに豆をつぶせば道具いらずでさらに簡単です。
【材料】(味噌400~500g分)
・市販の大豆の水煮:200g
・生麹:200g(乾燥麹でも可。同量でOK)
・粗塩:55~60g
・無調整豆乳:適宜
簡単に入手できるものばかり
【作り方】
1./大豆の水煮は封を切らずに、袋の上から麺棒などで豆をペース状になるまでつぶす。
袋を切らずに麺棒でつぶす
ペースト状になるまで
2./ボウルに麹を入れてよくほぐし、塩と混ぜておく。
3./1の封を開け、ペースト状になった豆を2に入れる。
塩と混ぜた麹と豆を合わせる
4./3が固いようなら普通の味噌程度になるまで豆乳を少しずつ入れながらよく混ぜる。
5./チャック付きポリ袋に空気が入らないように4を詰めてしっかりと封をし、涼しい室温で発酵させる。3ヵ月程度で出来上がり。さらに熟成させても可。
1ヵ月もするとすっかり味噌色になる
3ヵ月たつと美味しい味噌に
(文責・編集部)
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