イタリア料理で金運アップ! 新年の縁起食「レンズ豆」

カテゴリー:レシピ 投稿日:2021.01.08

お正月料理といえば、日本ではお雑煮、イタリアではレンズ豆のスープ。なぜレンズ豆かというと、小さなひと粒ひと粒が昔のコインの形に似ているので、たくさん食べた年にはたくさんのお金が入る、という縁起かつぎだそうです。
ヨーロッパや中東では、旧約聖書に出てくるほどポピュラーなレンズ豆。日本では大型食料品店などで、缶詰めや乾燥した物が売られています。低カロリーかつビタミンB群や植物繊維が豊富。疲労回復ダイエットに期待がもてます。
レンズ豆を使って、イタリアの正月料理であるスープ、フランスでよく供されるサラダ、日本のおぜんざい風の3種のレシピをご紹介します。

左から乾燥皮付き、乾燥皮なし、缶詰め

 

レンズ豆のスープの作り方
レンズ豆は乾燥でも水戻しの必要がなく、皮付きで15分、皮なしだと5分ほど煮れば使えます。手軽に料理できる保存食品としてお勧めです。
レンズ豆スープにはコテキーノというソーセージを入れるのがイタリアの定番ですが、手に入れやすいベーコンで代用します。

 

【材料】(4人分)
・レンズ豆の缶詰め:1缶(固形量240g)(乾燥レンズ豆なら200g)
・ベーコンブロック:100g
・玉ネギ:100g
・ニンジン:100g
・ニンニク:1片
・オリーブオイル:大さじ1
・コンソメ:大さじ1
・水:400ml
・白ワイン:100ml
・パセリ:適量
・マスタード:適量
・塩:少々
・こしょう:少々

 

【作り方】
1./ニンニクはみじん切りにする。ベーコンブロックは2cmのサイコロ状に切る。玉ネギとニンジンはあらみじんに切る。
2./鍋にオリーブオイルを入れ、中火でニンニクを炒める。香りがたったら、ベーコンを入れて外側を炒める(中まで火を通す必要はない)。玉ネギとニンジンを入れて炒める。
3./野菜がしんなりしたら、水と白ワイン、レンズ豆を入れる。弱火にしてコンソメを入れ、15分から20分ほど煮る。塩こしょうで味をととのえる。
乾燥レンズ豆も、この工程で水から煮る。皮付きの場合は15分煮て、硬すぎるようなら煮る時間を延ばす。
4./器に入れ、刻んだパセリをちらし、マスタードをのせる。

イタリアのお正月に、レンズ豆のスープ

 

●レンズ豆のサラダの作り方
ドレッシングは、下記のほか、マヨネーズなどお好みの物をお使いください。

 

【材料】
・乾燥皮なし(皮つきでもよい)のレンズ豆:100g
・玉ネギ:30g
・ニンジン:50g
・セロリ:50g
・オリーブオイル:大さじ1
・バルサミコ酢(レモン果汁や穀物酢でも可):大さじ2
・砂糖:小さじ1
・塩:少々
・こしょう:少々

 

【作り方】
1./レンズ豆は、皮なしなら5分、皮付きなら15分、たっぷりの水でゆで、ザルにとって、流水で冷ます。水をきっておく。
2./玉ネギ、ニンジン、セロリをあらみじんに切る。
3./オリーブオイル、酢、砂糖、塩、こしょうを混ぜて、ドレッシングを作る。
4./1のレンズ豆と2の野菜を混ぜ、3のドレッシングで和える。

お好みのドレッシングで

 

●レンズ豆のおぜんざい
おぜんざいをレンズ豆で作ってみました。これが、実においしいのです! お試しあれ。
乾燥皮付き(皮なしでもよい)レンズ豆200g、砂糖大さじ3、塩ひとつまみを、水600mlで15~20分ほどゆでます。焼き餅と一緒にどうぞ。

粒々した食感もおいしい

 

福田恭子/フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50カ国で取材。

 

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この記事を書いた人

編集部
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