簡単美味に驚く! 生ハムのユッケ風

カテゴリー:レシピ 投稿日:2019.06.09

韓国の生肉料理である「ユッケ」は、日本でも焼き肉店の定番メニューになるほど人気です。しかし、平成23年10月に「生食用食肉の規格基準」が定められて以来、生肉の取り扱いが厳しくなり、ユッケの提供を停止した焼き肉店や精肉販売店も少なくありません。安全性の確保のためには仕方のないことですが、ユッケファンにとっては残念なところがありました。

そんな中でも馬肉を使用した「桜ユッケ」、魚を使った「かつおユッケ」、「まぐろユッケ」など、異なった食材でユッケを楽しむメニューがよくみられるようになりました。そこでもっと手軽で美味しい「生ハムユッケ」の提案です。

 

生ハムだって発酵食品です

肉食の歴史が浅い日本では魚の発酵食品が多く、肉の発酵食品についてはイメージが薄いかもしれません。しかし、生ハムも発酵食品なのです。とはいえ、日本で作られる生ハムはヨーロッパのものと比べ熟成期間が短いため、「要冷蔵」となっています。

一方、本場ヨーロッパでは、厨房に原木(塊)のままドーンと生ハムが吊るされていて、注文を受けてからそぎ落として提供されます。発酵食品としての熟成度はヨーロッパに劣りますが、日本で作られている生ハムは塩見が穏やかで、より生の肉に近い食感が味わえます。コチュジャンや醤油などの発酵調味料を使ったユッケたれとも好相性で、お酒のアテやご飯のお供にぴったりです。

生食用のお肉が入手困難な今、手に入りやすい材料を使用しておうちで簡単に作れる「生ハムユッケ」。思う存分、“愛しのユッケ”を味わいましょう。

 

生ハムユッケの作り方
【材料】1~2人前
・生ハム:50g
・キュウリ:1/4本
・卵黄:一個分
・いりごま:適宜
・リンゴ、梨、白ネギなど:お好みで

 

●ユッケたれ
・コチュジャン:小さじ1
・ごま油:小さじ1
・醤油:小さじ1
・砂糖:小さじ1/4
・レモン汁:小さじ1/4
・ニンニク:お好みで

 

【作り方】
1./ユッケたれの材料を全て混ぜ合わせます。

混ぜるだけでユッケたれ完成

 

2./生ハムは柵の場合は5㎜程度拍子切りにします。薄切りのものなら5㎜程度の幅に切ります。

柵からなら肉の食感が良い

 

切り落としの生ハムで充分

 

3./キュウリは千切りにします。

香りと食感に爽やかさをプラス

 

4./1に2と3を加えて混ぜ合わせ、器に盛り、中央に卵黄をのせます。いりごまをかけ、お好みでリンゴや梨、白髪ねぎなどを添えて完成です。

甘辛でご飯もお酒も進む

 

コチュジャンを日本の発酵調味料である味噌に置き換えて辛み抜きのタレも作ってみました。甘味も少し足しています。辛味が苦手な方やお子様向けにはこちらをどうぞ。

 

●ユッケたれ(辛味無し)
・味噌:小さじ1
・ごま油:小さじ1
・醤油:小さじ1
・砂糖:小さじ1/2
・レモン汁小さじ1/4

日本の発酵調味料「味噌」もあり

 

ご飯にのせて「生ハムユッケ丼」

 

(監修 深尾由起子)

 

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この記事を書いた人

編集部
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