新宿に南相馬市の「カツオメニュー」登場!!

カテゴリー:食情報 投稿日:2022.10.10

野馬追(のまおい)のまち・南相馬市のご当地グルメ「カツオメニュー」が新宿(東京)で味わえます。2022年10月1日(土)〜28日(金)の4週間にわたって、株式会社JTBパブリッシングでは直営飲食店「るるぶキッチン にくたびと」にて、「るるぶキッチン×福島県南相馬市」特集フェアを実施しています。

 

南相馬市でカツオとは!?

9月〜11月は、太平洋岸を北上する「戻りカツオ」の時季。脂がのった濃厚な味が特長です。実は、福島県はカツオの消費量が高知県に次いで全国2位。特に、南相馬市では千年以上続く伝統行事・相馬野馬追と結びついた食文化があり、人々に親しまれてきました。

相馬野馬追とは、相馬氏の遠祖・平将門が野馬を敵兵に見立てて軍事演習に応用したことからはじまったと伝えられる祭礼行事です。400騎あまりの騎馬武者が市中を行軍する「お行列」や、花火の中から落ちてくる神旗を奪い合う「神旗争奪戦」など、華やかで勇壮なもの。

相馬野馬追

 

この相馬野馬追の時期が、カツオの獲れる時期と重なっていたことから、カツオが「戦に勝つ」「勝つ魚(うお)」と、縁起を担ぐ食材とされてきました。各家庭でカツオを料理して食べるほか、小学校の給食でも「いざ出陣メニュー」が提供されるなど、“ふるさとの味”として深く生活に根付いているのです。

 

地元飲食店・ホテルがメニュー開発

「るるぶキッチン」では、地域や食材を変えながら、その土地の産品をいかしたメニューを開発する「特集フェアメニュー」を提供しており、今回は福島県相馬市の「食を通じた魅力向上事業」の一環として「カツオメニュー」フェアを実施。メニューは、南相馬市の協力団体である飲食店やホテルの協力により新たに開発されたものです。

「カツオの焼漬け寿司」郷土料理の「焼漬け」で握り寿司。隠し味に相馬味噌を使用

 

「カツオ馬面餃子」カツオのミンチをあんにした餃子。馬の顔に見立てた

 

(手前から時計回りに)カツオの梅肉風味の唐揚げとカツオの天ぷらの「カツオの盛り合わせ」、「カツオとローストオニオンのブロシェット風」、「ヤンニョムカツオサラダ」、「カツオを入れた! ちくわ磯辺揚げ」

 

例えば、「カツオの焼漬け寿司」。カツオを焼いたあとに相馬味噌を使った合わせ調味料に漬け込んだ「焼漬け」を握り寿司としたものです。薬味もきかせて、カツオの旨味を存分に味わえる一品です。他に、「カツオ馬面餃子」や「カツオのかつ盛り合わせ」、「カツオとローストオニオンのブロシェット風」「カツオを入れた! ちくわ磯辺揚げ」「ヤンニョムカツオサラダ」と、旬のカツオをバラエティ豊かに楽しめます。

また、南相馬市ではカツオを“ご当地グルメ”として幅広く発信し、今回の「カツオメニュー」も、市内の飲食店などで提供する予定だといいます。福島県といえば、酒、しょうゆ、漬物など発酵文化の豊かなところ。南相馬も地元の野菜を使った漬物や南相馬産の酒米を使った日本酒など魅力的な食にあふれています。美味しいものを訪ねる南相馬への旅に出かけませんか。

 

【るるぶキッチン にくたびと】

東京都新宿区新宿4-2-8 るるぶキッチンビルヂング

TEL:03-6709-8875

 

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編集部
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