中秋の名月に、甘酒使用の「月見パンケーキ」

カテゴリー:レシピ 投稿日:2022.09.09

9月10日は中秋の名月(2022年)。「お月見」をする夜です。
古来、満月にちなんで「丸い形の食べ物」を身体に入れると、「福徳円満」を呼び込むと言われています。
今年はパンケーキで「お月見」はいかがですか。
生地にココアを加えて夜空の色にし、真ん中にはカスタードクリームのお月さま。甘酒を使って腸カツもバッチリ。きっと良い秋になることでしょう!

 

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月見パンケーキの作り方
砂糖の代わりに甘酒で甘味を付けます。パンケーキを焼く時に、熱したフライパンをぬれ布巾で冷ますと、表面が焦げずに均一に焼けます。が、まだら模様も夜空と思えば、それもまたよし。
もっと甘くしたい場合は、出来上がりにハチミツかメイプルシロップをかけて、お召しあがりください。ただし、ハチミツを1歳未満の赤ちゃんが食べると、乳児ボツリヌス症にかかることがあるため(厚生労働省)、ハチミツは1歳のお誕生日を過ぎてからにしてくださいね。

 

【材料】(パンケーキ4枚分)
<生地>
・薄力粉:150g
・ココア:6g
・ベーキングパウダー:6g
・卵:1個
・甘酒:200ml
・サラダ油:大さじ2(大さじ1/2ずつ、4回に分けて使う)

 

<カスタードクリーム>
・卵黄:1個
・牛乳:100ml
・甘酒:50ml
・ハチミツ(1歳未満の赤ちゃんには砂糖を使用する):5g
・薄力粉:20g
・バニラエッセンス:2,3滴

 

【作り方】
1./ボウルに薄力粉、ココア、ベーキングパウダーを振るい入れ、混ぜておく。
2./別のボウルに卵を入れて溶く。甘酒を入れて混ぜる。
3./2に1を入れ、よく混ぜる。ラップをして、冷蔵庫で1時間、休ませる。

材料をよく混ぜる

 

4./フライパンにサラダ油大さじ1/2を入れて、火にかける。フライパンが熱くなったら、ぬれ布巾の上に置いて、熱を取る。
5./フライパンを弱火にかける。3の生地の1/4をおたまですくい、フライパンに流し入れる。10センチほど上から流し入れると丸い形になる。
6./生地がプツプツ泡を吹いてきたら、引っくり返す。両面ともしっかり焼く。4、5、6の工程を4回繰り返して、4枚のパンケーキを作る。

プツプツ泡が立ってきたら返す

 

7./パンケーキの真ん中に、カップやグラスなど円い物を置き、円周に従って、ナイフで丸く抜き出す。

まん丸に抜く

 

8./抜いた丸型を横半分に切り、2枚にする。1枚をくり抜いた穴に埋める。残りの1枚は縦半分に切り、出来上がりの際に雲に見立てて飾る。

穴をふさいでおく

9./カスタードクリームを作る。小鍋に卵黄を入れて、溶く。牛乳、甘酒、ハチミツを入れ、小麦粉を振るい入れる。よく混ぜる。
10./弱火にかける。箸4本を束にして、絶えず底からかき混ぜる。トロリとしてきたら、バニラエッセンスを加えて、さらにかき混ぜる。柔らかいクリーム状になったら火を止める。予熱で固まるので、柔らかいうちに火からおろしたほうがよい。

箸4本で絶えず混ぜる

 

11./カスタードクリームを、8のパンケーキの穴に詰める。まん丸になるように。雲に見立てたパンケーキを飾る。

福徳円満を呼び込む満月型のパンケーキ

 

福田恭子/フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50カ国で取材。2021年に発酵ソムリエの資格を取得。

 

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この記事を書いた人

編集部
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