涼風献上!「富士山のスイーツ」

カテゴリー:レシピ 投稿日:2022.08.17

危険な暑さと報じられる日々、せめて富士山の涼しい風を感じていただきたくて、クールなスイーツを作ってみました。
牛乳パックを容器に使い、金太郎アメのように、切り口から富士山が現れる仕組みになっています。楽しんでください。

発酵あんこと発酵白あんを用いると腸カツにもなりますが、市販のあんなら手間は省けます。お子様と一緒に作ることもできますよ。形や色にこだわらず、富士山に見えればOK。1時間ほど冷蔵庫で冷やしたら、涼し気な見た目とツルンとした食感が、暑さを吹き飛ばしてくれること請け合いです。

 

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富士山のスイーツの作り方
200mlの牛乳パック容器として使います。あんと白あんで富士山、マシュマロで雲を青く色づけした寒天で青空を形作ります。切り口によって、山容や雲の形状が違っているのもご愛敬。
着色料の量によって、空の色も変わります。絵心と遊び心でチャレンジしてください。

 

【材料】(200mlの牛乳パック3個分)
・こしあん:240gほど
・白あん:60~75g
・マシュマロ:適量
・寒天:4g
・砂糖:50g
・水:450ml
・青の着色料:適量

 

【作り方】
1./牛乳をストローで飲んだ後のパックを、カッターで切って蓋のない箱にする。よく洗い、飲み口は外側からラップでおおい、輪ゴムをかけて中身がもれないようにしておく。それを3つ作る。

蓋のない箱を作る

 

2./牛乳パック1つにつき、こしあん50gを箱の底に敷き詰め、その上にこしあん30gで三角形を形作っていく。三角形の頂上が、箱の先端から1.5センチほど下になるようにする。山の頂上を削って、幅1.5センチほど、平らにする。削ったこしあんは、底や山肌に塗り足す。

富士山のふもとを形作る

 

3./頂上の平らな部分に、爪楊枝などで深さ5ミリほどの溝を作る。崩れの形になるので、山肌に向かって斜めに掘るようにする。
4./溝に白あんを埋め、さらに白あんで山の頂上を形作る。
5./箱に付いてしまったあんをきれいにぬぐう。冷蔵庫で冷やす。

雪をいただいた富士山

 

6./小鍋に寒天と砂糖と水を入れ、弱火にかける。砂糖と寒天が溶けてから、2分ほど煮る(液がきれいな透明になるまで)。
7./火を止めてから、着色料を加える。少量加えるたびによく混ぜて色を確認する。薄いなと思うくらいでよい。
8./とろみが出始めたら、スプーンなどを使って富士山を壊さないようにしながら、容器の半量まで入れる。
9./マシュマロを小さくちぎって、寒天液の上にのせる。

マシュマロを浮かぶ雲に見立てる

 

10./容器の上まで寒天液を入れる。3つの容器に作る。常温でも固まるが、冷蔵庫で冷やしたほうが食感がよく、おいしくなる。
11./箱を切り、中身を出して、適当な大きさに切り分ける。雲が見えるように切ったほうがよい。

切り口で模様が異なるのも楽しい

 

富士山の造形に挑戦しよう

 

●カップで作る富士山のスイーツ

透明の丸型カップでも作れます。こしあんと白あんで中央に富士山をそびえさせます。寒天液を半量入れたところで、マシュマロの雲を配置。着色料の色は、薄目のほうがきれいです。

そびえる富士山

 

カップは持ち運びに便利

 

福田恭子/フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50カ国で取材。2021年に発酵ソムリエの資格を取得。

 

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この記事を書いた人

編集部
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