鮭から出るアラも小泉武夫先生の手にかかると、こんな美味しい醤油になる!! 鮭醤油は、魚醤のひとつですが、いわゆる魚醤とは異なる美味しさです。鮭と麹が織りなす旨味や、醤油の香りの奥の方に鮭の味わいが感じられる格別の醤油です。
今回は、鮭ときのこのパスタのメイン調味料に鮭醤油を用います。シンプルな材料も鮭醤油が、味全体の旨味をさらに引き出してくれます。きのことの相性も良く、香ばしい醤油の甘みも味わえる美味しいパスタに仕上がります。
【材料】
・鮭(切り身):2切れ
・しめじ:100g
・エリンギ:50g
・えのきだけ:100g
・新玉ねぎ:1/4個
・パスタ:180g
・鮭醤油:大さじ4
・酒:大さじ1
・オリーブオイル:大さじ1
・バター:15g
・塩:少々
・胡椒:少々
・香草:少々
鮭醤油の旨味は格別!
材料は鮭ときのこ類
【作り方】
1./鮭の下ごしらえをする。5等分ぐらいに切り分け、塩少々をふり、酒大さじ1・鮭醤油大さじ1と混ぜ合わせ最後に塩と胡椒を少々。10分以上置く。時々上下を変えて調味料がなじむようにする。
鮭は大きさによって等分に
調味料が全体になじむように
2./しめじは小房に分け、エリンギは長さを半分にしてくし切りにする。えのきだけは長さを半分にして細かく分けておく。新玉ねぎは、縦方向にスライスする。
きのこは、お好みのものを!
3./フライパンにオリーブオイル大さじ1を入れ、1.で下味をつけた鮭の水分をペーパーで拭き取りながら入れる。少し焦げ目がつくように静かに焼き、火が通ったら一度フライパンから取り出しておく。
鮭を香ばしく焼く
4./鮭を取り出したフライパンにバター半量を追加してキノコを入れ炒める。しんなりしてきたら、塩と胡椒を少々ふる。最後に新玉ねぎのスライスを入れる。新玉ねぎは食感を楽しめるように火を入れすぎない。
新玉ねぎは、散らすように
5./3で取り出しておいた鮭をフライパンに戻し、全体を混ぜ合わせる。
サクッと混ぜ合わせる
6./パスタをアルデンテに茹で湯切りしたものを5.のフライパンに入れ、残りのバターを入れて全体を混ぜ、最後に鮭醤油大さじ3を回し入れて具材とパスタが絡むようにまぜて出来上がり。お皿に盛り付け香草を散らす。今回は、チャービルを使いましたが、パセリや青じそなどお好みの香草でめしあがれ!
鮭醤油が少し焦げても美味しい
坂本広美/発酵食品ソムリエNo.111。発酵料理愛好家。スクールカウンセラーなど子育て相談も務め、子どもの心とからだの成長発達に大切な「食」を親子で楽しむイベントなどを開催。
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