サンマの糠漬けはサンマの漁業基地、宮城県気仙沼の名物。糠漬けはサンマが大量に獲れたときの美味しい保存法でもあります。新サンマと新米の糠の季節に合わせて、ポリ袋1枚で簡単にできる方法で作ります。適度に水分が抜けて糠の旨味が加わったサンマは、ご飯のおかずにも、おつまみにも最適の旬の味になります。
サンマの糠漬けの作り方
糠漬けにすると、干物よりは水分があり、生よりはしまった感じの出来上がりに。糠の旨味が入ると塩味がまろやかになり、生臭みも感じません。
【材料】
・サンマ:2尾
・下漬け用水:300ml
・下漬け用塩:小さじ2
・米糠:100g
・糠漬け用塩:大さじ1
・鷹の爪:輪切りにしたもの1本分
河岸に入った新鮮なサンマ
【作り方】
1./サンマは塩水で軽く洗ってから頭を落とし、腹を割いて肝を取り出し、流水で腹の中を洗う。
2./ボウルに下漬け用の水、下漬け用塩を入れて溶かし、1を入れて15分置く。
サンマの糠漬けの材料
3./ポリ袋に糠、糠漬け用塩、鷹の爪を入れ、よく振って混ぜておく。
4./2のサンマの水をよく切り、3に入れて袋を振ってサンマにまんべんなく糠を付ける。
サンマを糠まみれにする
5./袋をとじ、3~5日ぐらい冷蔵庫で漬け込んで出来上がり。重石は不要。焼く際には水でよく糠を落としておく。
水気が適度に飛んでいる
季節の青柚子をかけて召し上がれ!