桜の薫りが優しい!「桜の葉の塩漬け」の作り方

カテゴリー:漬物 投稿日:2018.04.23

桜もすっかり葉桜の季節になってきました。この時期ならではの桜の葉の塩漬けを作りましょう。若葉の柔らかいところを使うので、作れるのは今だけです。生の状態では薫らないのに、出来上がるととても爽やかで華やかな薫りがします。

 

「桜の葉の塩漬け」の作り方

本来は薫り高い大島桜の葉で作りますが、薫りが薄くなるもののどの桜の葉でも作ることができます。生では薫りませんが、花と同様で塩漬けにすると優しい桜の良い薫りがします。作る際には柔らかい葉を選んでください。桜餅はもちろん、鯛の桜蒸しや塩麹に漬けた肉などを葉で包んで蒸したり、桜大根のアクセントにもなります。

なお、今回使用した桜の葉は河津桜で、所有者からゆずってもらいました。

 

【材料】

・桜の葉:20枚

・塩:10g

・レモンまたは梅酢などの酢:大さじ1

みずみずしい桜の葉

 

【作り方】

1./柔らかい桜の葉を取り、水でさっと洗う。

2./1をさっと熱湯にくぐらせ、水にとって冷やしてからペーパータオルに広げて水を切る。

水で冷やして水を切る

 

3./保存容器に2を縦二つ折りして並べ、その上から塩を振り、レモン汁または酢を注ぐ。

葉の上からレモンを絞る

 

4./葉の上にラップを敷き、その上から重石をかけて10日ほど漬けて出来上がり。調理に使うときは軽く塩出しする。冷凍で保存も効き、乾燥しなければ1年はもつ。

身近なもので重石をする

 

●桜大根

1./大根1/2本の皮をむき、2~3mmの銀杏切りにして塩大さじ1をまぶして1時間ほど置く。

2./1を水で軽く洗い、水を切って桜の花の塩漬けの漬け汁(桜酢)、桜の葉の塩漬けを2~3枚入れて2日ほど漬けこんで出来上がり。

桜の花のピンク色、葉の薫りが食欲をそそります。

本物の桜大根、優しい色と薫り

 

鶏胸肉の桜ハム

1./塩麹に3日程度漬けた鶏胸肉に桜の葉を巻き、ラップで包んで熱湯に入れ、再沸騰したら火を止める。

2./1の鍋にふたをして、完全に冷えるまで放置して出来上がり。

ふんわりと優しい桜の薫りのする鶏ハムは美味!

時短で作るなら時短簡単!塩麹だけでしっとり柔らか鶏ハムを参考にしてください。

薫り漂う桜ハム

 

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この記事を書いた人

編集部
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