日本では、なかなかお目にかかることが少ない鮮やかな深紅色の野菜、ビーツ。日本では、この燃えるような赤い色から「火焔菜(かえんさい)」、「テーブルビート」とも呼ばれています。
代表的なロシアの煮込み料理「ボルシチ」に使われていたりするので、知らず知らずに食べているひともいるかもしれません。
ビーツは、ロシアや欧州、西アジア、アフリカなどではよく食べられているポピュラーな野菜。スーパーマーケットでもかならず手に入ります。
真っ赤な深紅色!
この野菜、じつは栄養価が抜群。その鮮やかな赤い色から「飲む血液」との異名をもつほど、ポリフェノールをはじめとして、ビタミン類や鉄分、マグネシウム、カリウム、それから食物繊維もたっぷり入った最強野菜なのです。ヨーロッパなどでは、ガンの治療薬として免疫力を高め、薬用として使われていたとか。
さらに、低カロリーでコレステロールを含まない面からも、美容や健康に関心の高い海外セレブたちのダイエットフードとしても再注目を集めている「スーパーフード」のひとつ。
ビーツは通常、皮がむかれ水煮された下ごしらえが済んだものや缶詰タイプが売られています。
パッキングされて売られている
スープやサラダ、スムージーに入れたりなど、食べ方は様々。まずは、いつものサラダに入れてみるといいかもしれません。色鮮やかなので、見た目にも華が出てオススメです。こっくりとした甘さがあり、芋のような食感でとても食べやすいのも、人気のひみつ。スーパーマーケットなどで見つけたら、ぜひ試しに買ってみてはいかがでしょう!
●ビーツサラダのレシピ
真っ赤なビーツのサラダ
【材料】
・水煮ビーツ:1個
・アボカド:1個
・モッツァレラ:1つ
・ルッコラなどのフレッシュハーブやレタスなど:適量
【作り方】
1./水煮ビーツとアボカドは3~5mmほどのくし形に切り、モッツァレラを食べやすい大きさに切る。
2./1とルッコラなどのフレッシュハーブやレタスなどをお皿に盛って、ドレッシングをかけたら出来上がり!