さくら、サクラ「桜茶」よろし!

カテゴリー:食情報
投稿日:2016.04.02

みなさんは「桜茶」というお茶をご存知でしょうか。桜の花びらが湯のなかに浮かんだ、美しく風流で趣のあるお茶のことです。

結納やお見合いなどの祝いの席でもてなされ、華やかなシーンにぴったりの飲み物。慶事では“お茶を濁す”“茶々を入れる”などの意味につながるとして、お茶でのもてなしは忌(い)み嫌われるため、“花開く桜茶”や“よろこぶ昆布茶”などと縁起を担いだ飲み物で代用されてきました(地域によっては「桜茶」は「桜湯〔さくらゆ〕」と呼ばれる)。

 

桜茶の桜には、花びらが華やかな八重桜が使われ、塩と梅酢で漬け込んだものを陰干ししてつくられます。桜の花の塩漬けは、古くは江戸時代から生産がはじまりました(明治2年創業の老舗製パン会社・木村屋總本店の名物パンで知られる「あんぱん」の中心に桜の塩漬けが載っているのも有名な話です)。

 

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桜の塩漬け

 

桜茶には、見た目の美しさだけでなく、美容や健康にうれしい効能もたくさんあります。桜の香りの元であるクマリンという成分には、ポリフェノールよりも高い抗酸化性や抗菌性があり、解毒作用もあります。民間療法などでは二日酔いにも効果があるとされています。

 

桜茶は、少し高級なスーパーマーケットやお茶屋さんの通信販売などで購入でき、以前より手軽に入手できるようになりました。もし自宅の庭に八重桜があれば、自作してみるのも春の楽しみでしょう。

 

いま、日本列島は桜の見頃を迎えています。今週末にお花見の予定がある方も少なくないのではないでしょうか。お花見の席で、桜茶を楽しんでみるのも一興です。

 

◇ 桜茶の美味しい淹れ方 ◇

1:塩漬けの花を一房ずつ手でほぐしていく

2:ぬるま湯に浸し、5分ほど塩抜きをする

3:塩抜きした桜を湯呑に入れ、熱湯を注いだら完成!(塩抜きした湯は、味の調整用に捨てずに残しておこう)

 

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この記事を書いた人

編集部
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