
主に東北から北関東で作られる「青豆納豆」。納豆の中では珍しく、青大豆を使った納豆です。一般的な黄大豆より軽やかな味に仕上がりますが、流通量が少ないため自作しました。
青豆納豆の作り方
青大豆は東北地方でよく栽培される「秘伝豆」を使用します。柔らかく茹でたら、そのまま生姜醤油をかけていただいてもおいしいのですが、今回は納豆にします。出来上がりは大粒で糸引きも控えめです。ご飯にかけるより、1粒ずつ味わうおつまみやお茶請けに向いています。
乾燥大豆は水で戻すと3倍ぐらいに膨らむので、量に注意してください。大量の納豆ができてしまいます。
【材料】
・青大豆:カップ1/3
・納豆:大さじ1(ひきわりでも粒でも)
・湯:大さじ2
<発酵道具>
・保冷バッグ、保冷箱など
・中ザルのある容器(100均の野菜蒸し器がベスト)
・電気あんか、使い捨てカイロなど
【作り方】
1./青大豆を洗い、たっぷりの水で1日浸けて戻す。
浸水させて十分に戻す
2./圧力鍋に1を入れ、水(分量外)を大豆の5倍程度入れてから20~25分茹でる。普通の鍋なら3時間程度茹でて、大豆が軽くつぶれる程度まで茹でる。柔らかすぎない程度にするのがコツ。
3./スターターの納豆水を作る。ボウルに納豆を入れ、湯を入れてよくかき混ぜる。
納豆水を作る
4./3に2で茹で上がった青大豆を投入。納豆菌は高温に強いので熱いままでOK。納豆水が豆につくようによく混ぜる。
5./4を中ザルのある容器に入れて水分を切る。ザルで水を切らないと、出来上がりが水っぽくなるため。
納豆水の納豆は取り出さなくてOK
6./5のフタをして電気あんかやカイロの上にのせ、保冷バッグに入れて2日間発酵させる。
保冷バッグとあんかで発酵させる
7./2日ぐらい経つと納豆臭が強くなる。少し触ってみて糸を引くようなら出来上がり。冷蔵庫で1時間程度休ませて独特のアンモニア臭を飛ばして出来上がり。
出来上がり
(文責・編集部)