農林水産省は、第6回料理人顕彰制度「料理マスターズ」ブロンズ賞の受賞者決定!
2015年11月7日(土)、丸の内ビル マルキューブにおいて、料理マスターズ受賞者の授与式が開催された。
農林水産省料理人顕彰制度は「農林水産省料理人顕彰制度「料理マスターズ」は、日本の「食」、「食文化」等の素晴らしさや奥深さ、更にはその魅力に誇りとこだわりを持ち続け、生産者や食品企業等と「協働」してその発信に取り組まれている現役の料理人を顕彰するものです」と明記されている。
料理マスターズ受賞者の皆さん
受賞者に贈られたメダル
このほど「料理マスターズ」に選ばれた徳山浩明さんは、滋賀県長浜市の余呉湖畔で地元の食材を徹底的に活かした他に類のない食を提供してきた。山からは猪、熊、鹿、湖からはうなぎ、鮒、手長エビ、ワカサギ、近隣の川から鮎、イワナなど。山野からは四季折々の山菜、野草。これらの食材を自らの足で調達してくるのだ。さらに、鮒鮓(ふなずし)などの発酵食品も達人の腕前。もちろんその評価は、いつしか味を知る人たちの話題となり、いまや「徳山鮓」の名は全国にとどろいている(NPO法人発酵文化推進機構会員、食に命を懸ける会会員)。
徳山鮓の前で小泉センセイと
実は今回の選考委員(12名)の一人でもある小泉武夫(当メディア・総合監修)と、徳山さんとは知られざるエピソードがある。かつて地元の国民宿舎で料理長をしていた徳山さんの腕を見込み、独立を勧め、さらに発酵や食についてのアドバイスを続けてきたという。
「いまのぼくがあるのは小泉先生のおかげです。恩人です!」(徳山)