最近は料理や食材によって塩を使い分ける、という人も少なくありませんが、そんな人にオススメしたいのが、東京・戸越銀座にある塩専門店「solco」。なんと40 種以上の塩が購入でき、しかも白ごはんのおにぎりで味見することが可能なのです!
「solco」を訪ねた編集スタッフが試食したのは、濃い茶色が珍しい「ローソク島藻塩」や鉄分由来のかすかな酸味がある「屋我地島の塩」など6種。塩本来の旨味が特徴的なものから、沖縄の紅芋のエキスを加えたピンクがかわいらしい「あっちゃんの紅塩」や、食用炭がブレンドされてほのかな香ばしさが感じられる「クリスタルレークソルトブラック」など変わり種の塩も選びました。
ひとくちごとに塩違いの「塩むすび」を食べたわけですが、塩ひとつでこんなにも味わいが違うとは! もう、単純に「塩味」という表現が使えなくなりそうです。
培養試験管を使った容器はスタイリッシュかつ機能的
食材や料理、その日の体調によって塩を選んでみては?
それにしても、塩専門店ってなかなかないですよね。
「solco」代表でソルトコーディネーターの田中園子さんは、石巻を旅行したときに「伊達の旨塩」に出会ったことが、塩専門店オープンにつながったといいます。
「『塩ってこんなに旨味があったんだ』と衝撃を受けました」(田中さん)
その後、塩について学ぶにつれ、その奥深い魅力にますますはまっていったとか。田中さんは200種以上の塩をキープし、厳選した40種を店頭に並べています。
オーガニックの食材を使った人気の「塩スイーツ」「塩デリ」
solcoには、流行に敏感な若い女性から、料理好きの男性、親しい人へのギフトにしたいという人など、さまざまな人が訪れます。少しずつ購入して、自分の塩コレクションをつくる人も。
「プロの料理人がsolcoを訪れることも多いです。食材を生かすためにいかに塩が大切かを知っているからでしょう」(田中さん)
こだわりの塩は、都内の一流ホテルや豆腐専門店ほか、名古屋の焼肉店や台湾のバーなどでも扱っているといいます。
考えてみれば、塩はもっとも基本的な調味料で、人間の生命にとって欠かせない成分を含むもの。今まで安易に選びすぎていた気がします。
塩にこだわってみたら、新しい味との出会いがあるかもしれません。
【solco】
東京都品川区豊町1-3-13 モアビル1F
TEL:03-6426-8101
営業時間:11:00~19:00
定休日:火曜日