酸っぱさを手なづけるその60 葉生姜のおろしだれ

カテゴリー:レシピ 投稿日:2024.06.11

今回の酸っぱさは、旬を迎えている葉生姜です。長い茎と葉をつけた葉生姜は、初夏に向けて出回る生姜です。辛みが少なく爽快な味わいが特長。米酢との相性がよく、酢漬けなどでよく食べられています。今回はすりおろし、酸っぱさと合わせおろしだれとして楽しみます。

 

葉生姜のおろしだれの作り方
【材料】(作りやすい分量)
・葉生姜:60g(茎と葉は含まず)
・油:25ml
・米酢:25ml
・ごま油:15ml
・塩:3ml
・砂糖:1.5ml
・胡椒:適宜

 

(参考材料)
・加賀太きゅうり:1/2本
・水なす:1本

【作り方】

1./葉生姜を洗い、皮をむき、すりおろす。

茎に近い、赤く厚い部分は取り除く

 

2./清潔にした空き瓶に、1のおろした葉生姜、油、米酢、ごま油、塩、砂糖を入れ、しっかりとフタを閉めたのち、よく振ったら出来上がり。

フタをきっちり締めてから振ること

 

葉生姜のおろしだれは、塩もみした夏野菜に和えたり、お豆腐にかける醤油のかわりとして、レタスなどの葉物サラダのドレッシングや、湯むきしたプチトマトのマリネ液として使用するのもおすすめです。
今回は旬を迎えている加賀太きゅうりと水なすを薄切りにし、塩で脱水させ、搾ったのち、葉生姜おろしだれと和えています。搾った加賀太きゅうりと水なすに葉生姜おろしだれが行きわたり、全体的に表面がツヤっとしたらよい塩梅です。

旬を迎えた石川野菜、加賀太きゅうり

 

翡翠色と紫も涼やかな初夏の和え物

 

今回は、冷たい料理を中心に使い方をご紹介しておりますが、温かい料理でも大変重宝する葉生姜のおろしだれです。温かいお料理での活用も追ってご紹介できたら、と思っています。

 

(文・写真◎奥田ここ)
国内外各地の市場を「師」とあおぎ、様々なスタイルでの和食及びイタリア家庭料理の料理教室を主宰。各種媒体・広告へのレシピ提供や食材産地の取材および食に関する企画・執筆、オーダーメイド仕様の出張料理など、国内外問わず活動中。素材の味を大切に無駄なく使い切る献立作りを心掛けている。
kokookuda (https://www.instagram.com/kokookuda/)

 

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編集部
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