香川県の「しょうゆ豆」を知ってますか?

カテゴリー:漬物 投稿日:2019.08.22

海に囲まれ、面積の7割が山地の四国は、自然豊かな土地柄。気候も1年を通して温暖で安定しています。なかでも香川県は、瀬戸内海式気候と称され、年間を通して雨が少なく、台風の通り道に当たることも少ないという好条件の地域。県内では、米や麦をはじめ、野菜や果物などの食材の生産が盛んな地域なのです。

 

そんな食材の宝庫・香川県の名物といえば、うどんが真っ先に思いつく方が多いかもしれません。しかし、今回ご紹介するのは香川の伝統的なソウルフードのひとつ「しょうゆ豆」です。

見た目は黒豆煮のよう?

 

この「豆」とはソラマメのこと。皮ごとソラマメを干し、昔ながらの焙烙(ホウロク)という素焼きの瓦の上でじっくり炒ってこんがり焦がします。それを醤油、砂糖、みりん、トウガラシを合わせた調味ダレのなかに投入し、一夜漬けにしたものが本場の「しょうゆ豆」。自宅でつくる場合は、焙烙の代わりにフライパンを使用してもOK。ただ、焙烙を使用した方が格段に香ばしさが増します。

ソラマメの、プリッと硬めの歯ごたえのある食感がしょうゆ豆の一番の特徴。あまじょっぱくこっくりとした調味ダレでお箸も進みます。ソラマメのこんな食べ方、知っていましたか? ぜひ試してみてください。

 

  •                    

\  この記事をSNSでシェアしよう!  /

この記事が気に入ったら
「いいね!」しよう!
小泉武夫 食マガジンの最新情報を毎日お届け

この記事を書いた人

編集部
「丸ごと小泉武夫 食 マガジン」は「食」に特化した情報サイトです。 発酵食を中心とした情報を発信していきます。

あわせて読みたい