簡単にできる! 旬の生筋子のほぐし方4選

カテゴリー:漬物 投稿日:2018.10.24

今が旬の生筋子。ほんの短い時季にだけ出回る貴重品です。イクラや塩漬けの筋子は好きだけれど、生筋子はほぐすのが難しいのでは?と手が出せないでいることはありませんか。実は、生筋子のほぐし方は簡単なのです。いったんほぐしてしまえばあとは醤油漬け、塩漬け、酒粕漬けなどと活用はご存知の通り。ぜひ挑戦してみてください。

 

生筋子のほぐし方はさまざま
生筋子のほぐし方にはいくつかの方法があります。試してみて一番やりやすい方法を見つけましょう。生筋子の粒は意外と丈夫です。思うほどつぶれることなくきれいに取れますので、心配せずにほぐしてみましょう。簡単な方法を3つ紹介します。

筋子には膜の切れ目がある

 

(1)40℃の塩湯につけて手でほぐす
1./40℃程度の湯に塩を入れる(1ℓで小さじ1程度)。
2./1に筋子を浸けながら、膜の切れ目から指を入れて、靴下を裏返すように卵が表に来るように返す。
3./膜をやさしくしごくようにして卵を取っていく。

 

(2)揚げ物バットの網、餅網を使ってほぐす
1./揚げ物バットの網、餅網(未使用のものがベスト。100円ショップで購入可)の下に塩水を入れたボウルを置き、網の上に膜の切れ目を下にした筋子を置く。

ボウル、網、筋子をセット

 

2./網目に筋子を押し付けてこするようにして卵をボウルに落とす。意外と卵は丈夫で、ほとんどつぶれない。

1粒残らずボウルに落下

 

(3)泡立て器を使ってほぐす
1./まな板の上に、膜の切れ目を上にして筋子を置く。膜の切れ目が少ない場合は、ナイフを膜の内側に入れて、切り裂く。
2./泡立て器を筋子に対して平行にして、筋子の太い方から細い方へ泡立て器を動かして、卵をしごいて取る。

 

(4)ラケットを使ってほぐす

テニスやバドミントンのラケットを使ってほぐす方法を、ユーザーさんからいただきましたので、追記します。

1./ラケットのネット面をきれいに洗う。100円ショップのおもちゃのバドミントンラケットでも可。
2./ボウルに塩水を入れ、その上にラケットを置いて、網目に筋子を押し付けてこするようにして卵をボウルに落とす。

 

いずれのほぐし方でも取れた卵(イクラ)は、塩水の入ったボウルに入れ、手で優しく混ぜると、取り切れなかった膜や白い薄皮が浮くので、これをすくう。2~3回繰り返すときれいなイクラになるので、ザルに上げて水を切る。

 

イクラの醤油漬けの作り方
ほぐしたイクラは水が切れたら醤油漬けにしましょう。醤油1、本味醂1で漬け汁を作り、1日程度漬け込むと美味しいイクラの醤油漬けが出来上がります。ユーザーさんから出汁昆布を入れると美味しいとのアイディアをいただきましたので、追記しました。

 

【材料】
・イクラ:適宜
・醤油と本味醂:1対1(容器に入れたイクラがかぶる程度)
・出汁昆布:5cm程度

 

【作り方】
1./本味醂を鍋に入れて火にかけ、沸騰させてアルコールを飛ばす。
2./1に醤油を入れ、十分冷ます。保存容器にイクラと出汁昆布を入れ、被る程度まで入れて冷蔵庫で1日程度漬け込んで出来上がり。

イクラを入れて調味料を注ぐ

 

自作イクラをたっぷりかけたイクラ丼は最高!

たっぷりかけて召し上がれ!

 

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この記事を書いた人

編集部
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