
トマトソースと豚肉のベースに羊のチーズがアクセントのスパゲッティ、アマトリチャーナ。イタリアのラツィオ州の町、アマトリーチェが名前の由来です。シンプルながらも深い味わいで、食べごたえもばっちり。
羊のチーズが美味しくするアマトリチャーナの作り方
【材料】
・ペコリーノロマーノ:20g
・パンチェッタ:40~50g
・玉ねぎ:1/4個
・トマト:約400g
・EXVオリーブオイル:大さじ1/2
・赤唐辛子:1/2本
・白ワイン:大さじ1
・スパゲッティ:80g
・塩:適量
【作り方】
1./パンチェッタを1cm弱の短冊切りにする。
旨みをそえてくれるパンチェッタ
2./玉ねぎを薄切りにする。
3./トマトを湯剥きし、粗く刻む。
缶のホールトマトで代用頂いてもOK
4./ペコリーノロマーノを削る。
削りたてのチーズの香りはごちそう
5./フライパンにEXVオリーブオイル、1のパンチェッタを入れ、弱火にする。
6./パンチェッタの脂が溶けたら、2の玉ねぎを入れ、さらに炒める。
7./パンチェッタの端がカリっとしてきたら、白ワインを入れ、強火にして、アルコールを飛ばしたのち、パンチェッタと玉ねぎを取り出す。
8./7のフライパンに種を除いた赤唐辛子と3のトマトを入れ、弱火で15分ほど煮る。
焦げないよう弱火でじっくり煮る
9./熱湯に塩を入れ、スパゲッティをアルデンテに茹でる。
10./8のフライパンに7で取り出したパンチェッタと玉ねぎ、9のスパゲッティを入れ、手早くトマトソースと絡め、お好みで、塩で味を調え、器に盛り付ける。4のペコリーノロマーノをたっぷり散らしたら出来上がり。
ペコリーノロマーノと絡めて食べる
本場イタリアでは、グアンチャーレという豚の頬肉の塩漬けを数週間熟成させたものを使いますが、今回使用したパンチェッタでも十分代用でき、本格的なアマトリチャーナを作ることができます。味の決め手は最後にふりかけるペコリーノロマーノという羊のチーズ。しっかりとした塩気と羊乳のコクが、口中をイタリアへ連れていってくれるでしょう。
(文・写真◎奥田ここ)
国内外各地の市場を「師」とあおぎ、様々なスタイルでの和食及びイタリア家庭料理の料理教室を主宰。各種媒体・広告へのレシピ提供や食材産地の取材および食に関する企画・執筆、オーダーメイド仕様の出張料理など、国内外問わず活動中。素材の味を大切に無駄なく使い切る献立作りを心掛けている。
kokookuda (https://kokookuda.com/)