アジアとヨーロッパにまたがるボスポラス海峡。クルーズ船の発着場に並んでいるのが「サバサンド」の屋台です。
バゲットにサバと新鮮な野菜をいっぱい挟み、味付けは塩こしょうだけから、タルタルソース系、辛子マヨネーズ系など様々。一番人気は、トマト発酵調味料サルチャをかけた物のようです。
さて、日本は今、秋サバの季節。サルチャの代用にケチャップと塩麹を混ぜ、辛子マヨネーズに加えてタレにしました。かなりイケます!
サバサンドの作り方
サバは十分中まで火を通しますが、加熱しすぎると脂が抜けてしまいます。強めの弱火で、じっくり焼きましょう。その間に、ほかの材料を用意します。
【材料】(2人分)
・塩サバ(3枚おろし):2枚(1枚約110g)
・ニンニク:1かけ
・オリーブ油:大さじ1
・レタス:葉2枚ほど
・タマネギ:(薄切りにした正味)約80g
・トマト:1個
・マヨネーズ:大さじ2
・辛子:小さじ2
・ケチャップ:小さじ2
・塩麹:小さじ1
・バゲット:(サバの長さで)2切れ
・バター:適量
・レモン:くし形に切って2個
【作り方】
1./フライパンに、細かいみじん切りにしたニンニクとオリーブ油を入れて炒める。
2./ニンニクの香りがたったら、サバを入れ、蓋をして強めの弱火で炒める。片面に火が通ったら、ひっくり返して中まで十分に火を通す。
サバのニンニク炒め
3./サバを炒めている間に、他の材料を用意する。レタスの葉を洗って2、3枚にちぎる。タマネギは薄切りして軽く水にさらして、取り出す。トマトも薄切りにする。野菜はすべて、キッチンペーパーで水気をきっておく。
野菜を準備する
4./器にマヨネーズ、辛子、ケチャップ、塩麹を入れて、よく混ぜる。
特製タレ
5./バゲットをサバの長さに切る。横半分のところに切り込みを入れる。切り込みの部分を開けて、トースターでパリッとするまで焼く。
バゲットを焼く
6./バゲットの切り口に、薄くバターを塗る。
7./バゲットにレタス、タマネギ、サバ、トマト、レタスを入れて、4のタレをたっぷりかける。
8./食べる直前に、レモン汁をかける。
特製タレのサバサンド
福田恭子/発酵食品ソムリエ。薬膳コーディネーター。フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50カ国以上で取材。
文庫版サイズ(厚さ1.6×横10.5×縦14.8cm)
464頁
定価:本体2,000円+税
発行:株式会社IDP出版
ISBN978-4-905130-46-8
◎入手方法
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