鶏そぼろと菜花で春のどんぶりご飯

カテゴリー:発酵食品全般 投稿日:2023.04.26

菜の花などのつぼみと花茎や柔らかい若葉は、春野菜のひとつで菜花といわれます。春を告げる野菜の特徴でもある独特のほろ苦さが美味しく、緑も鮮やかでビタミンCもたくさん。紫外線の多くなるこの季節に積極的に食べたい野菜ですね。

干し椎茸の旨味を活かした鶏そぼろを作り、菜花のお浸しとあわせて簡単で美味しい春のどんぶりご飯を作ってみました。今回は、かき菜を使っています。

鶏そぼろは、醤油とみりんと日本酒で味をつけ、煮汁がなくなるまでふんわりと煮詰めます。冷蔵庫で1週間は保存がききますので、作っておくと卵焼きに混ぜる、おにぎりの具にするなど、いろいろなお料理に使え便利な作り置きおかずになります。

 

【材料】

◆鶏そぼろ◆

・鶏ひき肉:200g

・醤油:大さじ3

・みりん:大さじ3

・日本酒:大さじ1

・干し椎茸:1個

・干し椎茸戻し汁:大さじ3

 

◆菜花おひたし◆

・菜花(今回は、かき菜):1束

・本枯節:10g(本枯節とだし昆布で200mlのだしをひく)

・だし昆布:5cm

・薄口醤油:小さじ2

・日本酒:小さじ2

旬の菜花を使って

 

【作り方】

1./干し椎茸は、水で戻し細かく刻む。戻し汁は、大さじ3を取っておく。

 

2./鶏ひき肉と刻んだ干し椎茸を鍋に入れ、分量の醤油、みりん、日本酒、干し椎茸戻し汁を加え、火にかける前に菜箸4本を使って全体を混ぜておく。

火をつける前に全体を混ぜる

 

3./2の鍋を中火にかけて、菜箸4本で混ぜながら鶏ひき肉に火を通していく。

菜箸4本でよくかき混ぜる

 

4./鶏ひき肉に火が通り色が変わり始めたら、混ぜる手を早めて、ダマにならないように手早く混ぜる。鍋底に煮汁がほとんどなくなるぐらいまで煮詰めたらできあがり。

ふんわりと柔らかい鶏そぼろ

 

4./かき菜は、茎の方と葉と花の方に分けて、茎の方は、下の太いところに十字の切り目を入れておく。塩をひとつまみ加えた熱湯で茎の方から、先に茹ではじめ1~2分ほどで葉と花の方も加えて、茹で上げて、冷水にとって彩りよく仕上げる。

茎と葉と花を分けて茹でる

 

5./本枯節と昆布だしで出汁をひき、薄口醤油と日本酒を加えてひたし液を作る。4で茹でたかき菜の水分を絞ってひたし液につけておひたしにする。冷蔵庫で1時間ほど浸しておく。食べる直前に軽く出汁を絞り、2cmぐらいの食べやすい大きさに切っておく。

菜花のほろ苦さが美味しい

 

6./温かいご飯を器に盛り、小さくきった焼きのり(分量外)を散らし、周りにかき菜をあしらい中心に4でできた鶏そぼろを盛り付けてできあがり!

簡単美味しい春のどんぶりご飯

 

坂本広美/発酵食品ソムリエNo.111。発酵料理愛好家。スクールカウンセラーなど子育て相談も務め、子どもの心とからだの成長発達に大切な「食」を親子で楽しむイベントなどを開催。

 

『発酵手帳2023年版』人気です!発売中!

『発酵手帳 2023』

文庫版サイズ(厚さ1.6×横10.5×縦14.8cm)

464頁

定価:本体2,000円+税

発行:株式会社IDP出版

ISBN978-4-905130-41-3

 

◎入手方法

全国の書店やインターネットサイトなどで販売しています。

 

  •                    

\  この記事をSNSでシェアしよう!  /

この記事が気に入ったら
「いいね!」しよう!
小泉武夫 食マガジンの最新情報を毎日お届け

この記事を書いた人

編集部
「丸ごと小泉武夫 食 マガジン」は「食」に特化した情報サイトです。 発酵食を中心とした情報を発信していきます。

あわせて読みたい