『魚は粗がいちばん旨い 粗屋繁盛記』(新潮文庫)好評発売中!

カテゴリー:著書 投稿日:2023.02.02

小泉先生の“粗”への強い思い

本書は、ふつうなら捨てられてしまう“粗”が、魚を知り尽くした店主、鳥海五郎にかかると絶品料理へと生まれ変わる日本唯一の粗専門料理「粗屋」の人情物語。

中卒で築地市場に入り、一流のマグロ解体人となった主人公・鳥海五郎のお話ですが、実は小泉先生が本気で「粗屋」の開店を考えていたから生まれたといってもよいでしょう。小説化は、いわば小泉先生の“粗”への強い思いが反映された結果なのです。

本書に登場する「金目鯛の粗汁」、「烏賊の腸煮」、「皮剝の肝和え」「鯛白子のこうじ漬け」「イカ塩辛の赤造り」「カツオの心臓の串焼き」など思わず喉が鳴る粗料理の数々。小泉先生流にいうならコピリンコとお酒を傾けながら読み進めてみましょうか。

小泉武夫先生の書き下ろし小説『骨まで愛して 粗屋五郎の築地物語』を文庫化し、改題。

 

出版社:新潮文庫

発行年:2022年

発売日:12月23日

定価649円(税込)

 

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編集部
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