近年、調味料をジュレにして提供するお店が増えたようです。見た目の美しさやツルっとした食感が好まれるほか、高級な調味液を無駄なく召し上がっていただけるというメリットがあります。
ご家庭でも、ちょっとお値段高めの醤油などが手に入った時や、少しおしゃれっぽく演出したい時には、簡単に作れて保存の効くジュレ仕立てを作ってみませんか。
しょうゆジュレの作り方
濃厚な味の再仕込みしょうゆやたまりしょうゆが向いています。一般には、刺身しょうゆとして売られているものなどです。ゼラチンは沸騰させるとダマになりますので、弱火で溶かし、沸騰前に火を止めてください。冷蔵庫で1カ月ほど保存できます。
【材料】
・刺身しょうゆ:250ml
・ゼラチン:5g
【作り方】
1./小鍋にゼラチンとしょうゆを入れ、弱火にかける。沸騰させないこと。
弱火でゼラチンを溶かす
2./沸騰前に火を止める。あら熱が取れたら、水で濡らした容器に流し入れる。容器は、平たく浅い物のほうが、後の作業がラクになる。冷蔵庫で冷やし固める。
容器に入れて冷やす
3./ゼリー状になったら、フォークなどで細かく砕く。
お好みの大きさに砕く
4./刺身などに、適量をのせて供する。
白身魚に美しく映える
冷ややっこにもおすすめ
福田恭子/フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50カ国で取材。2021年に発酵ソムリエの資格を取得。