柚子を搾(しぼ)った後、余った皮を捨てるのはもったいないと思いつつ、そのまま捨てている方が多いことでしょう。ジャムや料理に使おうと思っても、皮の白い部分が苦くて使いにくいからというのかもしれません。そこで、果汁を搾った後の皮の苦味を取り、保存も効く方法を紹介します。冷凍できるので、いつでもジャムや柚子茶、柚子味噌にして楽しむことができます。ポン酢などを作って柚子皮が大量に出た時におすすめです。
柚子の皮の処理方法
柚子の皮は、白い部分の苦みをいかに取り除くかがカギになります。茹(ゆ)でて水に浸けることで苦味を抜きます。
【材料】
・柚子の皮:適量
果汁を搾った後の柚子
【作り方】
1./果汁を搾った柚子の皮から、手でつまんで種、ヘタ、袋を取り除く。
袋と種を取り除く
2./沸騰した湯に、1を入れ、再沸騰したら1分半~2分茹でる。茹ですぎると風味が飛ぶので注意。
柚子皮を茹でる
3./茹で上がったら、水にとる。スプーンで内側の白い部分をなるべくこそげ取る。柔らかくなっているので、簡単に取れる。
茹で上がったら水にとる
スプーンで内側をこそげ取る
4./3を水を入れたボウルに入れて1日浸ける。この間、2~3回水を替えて出来上がり。ジャムや柚子茶にしても苦くない。
チャック付き保存袋などに入れて冷凍すれば1ヵ月は保存可能。
保存袋に入れる
5./4を包丁などでみじん切りにし、白味噌と味醂、砂糖と合わせて煮れば、柚子の香り高い柚子味噌ができる。
香りが良い柚子味噌
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