日本の発酵学における権威で、文筆家でもある小泉センセイは、10年以上前に不登校児・高校中退生のための「師友塾」の講演会に招かれて以来、不登校や引きこもりといった心の重荷を抱えながら、素晴らしい感性と頭脳を持つ若者とのかかわりを続けてきました。
酒造家に生まれたセンセイは、「時間を置くこと、寝かすこと」の重要性を説きます。「酸っぱい思いをした人は、うまみが出る。笑顔の花咲くときが必ず来る−−」という愛情に満ちたメッセージを送り続けてきました。
本書では、センセイの長年の講演会や講義内容を、ユーモアと臨場感たっぷりの話し口調そのままに再現し、「人生を笑顔で、豊かに生きるための38の教訓」としてまとめています。
各章末には、いつまでも美しく健やかに過ごすための発酵料理コラム「仕込みの時間」も収録。
【目次】
1章/「夕焼けこやけ」で陽が暮れない発想力
2章/遊びで鍛えられる五感がデジタル時代を制す
3章/「いただきます」に表れた「食」の大切さ
4章/日本の生命維持産業は、日本流の六次化自給農業
5章/発酵学・微生物の研究は、金がかからず役に立つ
6章/和食の底力・七つの食材
7章/「発酵仮面」流の変幻自在・知的生活の方法
8章/人を楽しませて自分が一番楽しむ小泉流極意
※講演をもとに加筆・修正
※美容と健康に役立つ発酵食品コラム「仕込みの時間」収録
出版社:海竜社
発行年:2019年