『灰と日本人』

カテゴリー:著書 投稿日:2019.04.20

“灰”から何がわかるのか?かつて日本人の生活に“灰”はなくてはならない存在でした。しかし、私たちは“灰”についてどれほど知っているのでしょうか。“灰”がわかれば日本人と日本の暮らしがわかる!

 

「発火、料理、消毒、肥料、発酵、製紙、染料、陶芸のほか香道や茶道にも道具や材料として、灰は日本人の生活を支えてきた。また童話の中には「灰かぶり姫(シンデレラ姫)」に似た話が世界にあることを見出す。食生活、社会、風俗、宗教、芸術に分け入り、身近な生活必需品=灰の科学と神秘性を解き明かす。灰の負のイメージを払拭する画期的な作品」(中公文庫より)

 

【目次】

I/灰の生いたち

灰の誕生と埋火(うずみび)のこと

灰の成分と用途︑そして灰屋のこと

 

II/灰と食

食べものと灰

酒と灰

醤油・味噌と木灰

海藻と灰

料理と灰汁(あく)

 

III/灰の恵み

和紙・織物と木灰

染料・染色と木灰

やきものと灰

 

IV/灰の効能

薬と灰

「秘術伝書」と灰

 

V/灰の恐怖

火山と灰

死の灰

 

VI/灰と高貴

茶道・香道と木灰

習俗・宗教と灰

文学と灰

 

出版社:中央公論新社

中公文庫

発行年:2019年

 

 

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