カフェインレスの「チコリコーヒー」流行中!

カテゴリー:食情報 投稿日:2017.11.06

 欧米では「デカフェ」ブーム

 カフェインレスのコーヒーは「デカフェ」などと呼ばれ、欧米などでは健康のために飲用する人が増え、日本でもここ数年で「デカフェ」商品が見られるようになってきました。世界規模で展開する大手コーヒーチェーン店でも、2017年よりすべてのエスプレッソメニューで、「デカフェ」に変更ができるようになっています。カフェインレスへの注目度の高さが感じられます。

「デカフェ」には、「タンポポコーヒー」「大豆コーヒー」「雑穀コーヒー」などが知られていますが、欧米では今「チコリコーヒー」がブームとなっているのです。

 原料は「チコリー」というキク科の多年生の野菜。使用される部分は、チコリーの根の部分。根には、独特の苦みがあり、その苦みを利用し、焙煎したものが「チコリコーヒー」。根の部分には高い栄養がつまっており、「チコリ酸」というポリフェノールや、「イヌリン」という水溶性の植物繊維などが含まれ、便秘やむくみの解消、血糖値上昇の抑制効果が期待できるといわれています。ヨーロッパでは、チコリーの葉は高級野菜とした位置づけられ、フランス料理などにもよく使われています。

 

 ほどよい苦みとほのかな甘味

 さて、気になるその味ですが、ほどよい苦みとほのかな甘味があり、まさにコーヒーの風味!ミルクと混ぜて飲んでみましたが、味わいに大きな差はなく、従来のコーヒーの味を楽しめます。

 「チコリコーヒー」は、ヨーロッパでは子どもから妊婦、お年寄りまで幅広く愛されている飲み物なのです。一部のスーパーマーケットやネットで購入することも可能です。ぜひ試してみてください。

  •                    

\  この記事をSNSでシェアしよう!  /

この記事が気に入ったら
「いいね!」しよう!
小泉武夫 食マガジンの最新情報を毎日お届け

この記事を書いた人

編集部
「丸ごと小泉武夫 食 マガジン」は「食」に特化した情報サイトです。 発酵食を中心とした情報を発信していきます。

あわせて読みたい