“飲む点滴”甘酒の人気、前年比40%UPの勢い!

カテゴリー:ニュース
投稿日:2017.06.03

 昨年、人気の高まりに需要が追いつかないほどだった甘酒の人気が、今年もますます高くなりそうです。

 2015年に72億円であった甘酒(ストレート)の売り上げは、2016年には105億円(見込)になり、2017年は110億円に届くとの予測。同様にパック甘酒は、2015年の36億円から2016年55億円(見込)、2017年57億円と予測されています(富士経済調べ)。

富士経済調べ

 

 人気の背景には、「冷やし甘酒」など夏場の飲み方がアピールされたこと。そして、甘酒の栄養成分や健康性が広く知られるようになったことがあります。

 

【「飲む点滴!!」甘酒レシピ集】

 

江戸時代からの栄養ドリンク

 江戸時代には、甘酒はよく夏に飲まれていました。その様子は、江戸時代後期の読み物『守貞謾稿(もりさだまんこう)』に、「江戸京坂(江戸・京都・大阪)では夏になると甘酒売りが市中に出てくる。一杯四文也」と描かれるほど。実は、甘酒は冷房設備のないなか暮らす庶民を支えた、貴重なスタミナドリンクでした。

 「甘酒は、体内ですみやかにエネルギーとして使われるブドウ糖のほか、ビタミン類やアミノ酸が豊富。まさに“飲む点滴”といえるものです」(小泉武夫東京農大名誉教授・当メディア総合監修)

 

甘酒の上手な選び方

 甘酒人気で商品の棚には何種類もの甘酒が並んでいます。

 しかし、甘酒と一口に言ってもつくり方によって、大きく2種類に分けられるのです。一つは、ごはんを麹菌により発酵させてつくるもの。アルコール分が含まれないので、小さなお子さんや妊娠中の人でも安心して飲めるのが特長です。

 もう一つは、酒粕を使った甘酒。日本酒をつくる際の副産物である酒粕を活用してつくられるものです。甘酒人気の高まりを受けて、全国各地の酒蔵でも売り出すところが増えました。大吟醸酒粕を使ったものや、好みの日本酒の酒粕を使ったものを選ぶなど、大人の楽しみ方もできます。

 また、自慢の職人技である高い発酵技術を生かし、米麹を使った甘酒を売り出す酒蔵もあり、「香り高い」と人気になっています。

 市販されているものは、どちらか片方を使っているもの、あるいは両方を合わせているものなどあります。購入の際には、原材料をよく確認してみてください。

 

【「飲む点滴!!」甘酒レシピ集】

 

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この記事を書いた人

編集部
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