新潟がトップ、兵庫、秋田が続く! 日本酒の名産地は?

カテゴリー:ニュース
投稿日:2017.03.29

 「酒どころ」イメージランキング

 日本酒の名産地は?と尋ねられると、新潟県を挙げる人が最も多いことが、酒文化研究所(東京)の調査で明らかになりました。淡麗辛口という味わいに加え、銘柄名に「越」を冠した酒が多いという「酒どころ」としての統一感がイメージ向上につながっていると同研究所はみています。2位には兵庫県、3位には秋田県が続きました。

 同研究所のモニターを対象に、日本酒の名産地だと思う都道府県を3つまで挙げてもらいました。新潟県を挙げた人が61%で、2位の兵庫県(33%)、3位の秋田県(29%)を大きく引き離しました。新潟県の日本酒製造量は兵庫県、京都府につづいて全国3位ですが、さっぱりとしてキレのある味わいという全県的に統一された味の印象と、「越」を冠した銘柄が多いことが産地のイメージ浸透につながったとみられます。酒造場の数が多いことも、酒どころというイメージを高めたようです。

 

 10位までの「酒どころ」

 2位の兵庫県は、灘という大手酒造会社が集まる国内最大の日本酒の産地があること、国内シェアも3割を占めること、などが大きかったとみられます。

 3位の秋田県も明治以来の伝統的な大産地で、現在の全国シェアは全国4位です。新潟県と同様に雪国であることも、酒どころとしての印象を高めているようです。

 以下、京都府、宮城県、山形県、広島県、福島県、石川県、岩手県が上位10位に入りました。戦前からの主要産地だった兵庫県、京都府、広島県以外の7県は、いずれも北陸と東北でした。「雪国は酒どころ」というイメージが裏付けられた形です。

 

 好きな銘柄は「獺祭」「菊正宗」……

 あわせて好きな銘柄を一つ挙げてもらいました。「獺祭」(山口県)、「菊正宗」(兵庫県)、「天狗舞」(石川県)、「菊水」(新潟県)、「浦霞」(宮城県)が人気を集めましたが、全国の幅広い銘柄が挙げられていて「日本酒の多様性という特徴が示された」と同研究所はみています。

 日本酒は明治以来、それぞれの蔵元が独自に銘柄に重点を置いて市場開拓をしてきました。私たちが日本酒を選ぶ時も銘柄や製法で選ぶことが多く、ワインのように産地で選ぶ人は多くありません。しかし、同研究所によると、日本酒の国際化が進む中で、産地名を差別化のカギにしようという取り組みが石川県の白山や山形県で起きているそうです。

 こうした動きをうけて、日本酒ファンに産地のイメージがどの程度浸透しているかを調べようと調査は行われました。2月中旬にインターネットを使って実施し、163人が回答しました。

 

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この記事を書いた人

編集部
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