お鍋の薬味に!! かんたん「赤柚子胡椒」

カテゴリー:レシピ 投稿日:2017.02.21

 柚子胡椒といえば、唐辛子と柚子を原料とし、九州や四国などでは昔から各家庭で作られてきた伝統的な調味料のひとつ。近年では全国的に知られた存在となっています。

 柚子の果皮(かひ)部だけを薄く削ぎ落し、みじん切りにした唐辛子、塩を入れてすり潰し、熟成発酵させたもの。

「あれ? 名前に入っている「胡椒(こしょう)」は入れないの?」という疑問が沸いてきますよね。実は、名称の「胡椒」は「青唐辛子」の古語。九州地方の方言として残ったものなのです。

 今回は冬の時季に手に出回る熟した黄色い柚子に、手に入りやすい乾燥した赤唐辛子をつかって「赤柚子胡椒」をつくってみました。冷蔵庫で5日ほど寝かして、発酵熟成させてから食べましょう。

 この季節、お鍋に入れたり、お蕎麦やうどんの薬味、サラダのドレッシングに混ぜたりと、使い方もさまざま! ぜひ試してみてください!

 

●赤柚子胡椒の作り方

【材料】

・黄色い柚子:3つ

・乾燥赤唐辛子:15本ほど(柚子と同量を目安に調節)

・天然塩:大さじ3

・焼酎:少々

・柚子の絞り汁:少々

 

【作り方】

1./赤唐辛子は、ヘタと中の種を取り除いたら、お湯に15~20分ほど浸して戻しておく。より辛い仕上がりがお好みであれば、種も入れてOK。

2./柚子は白い部分が入らないように果皮を薄くむく。

3./1、2をみじん切りにし、すり鉢に移して、塩、焼酎を加えてすり混ぜていく。

みじん切りにした柚子と唐辛子

 

4./写真くらいになったら出来上がり。ペーストのような柚子胡椒がお好みであれば、3の行程をフードプロセッサーやミキサーで仕上げるとよいだろう。

好みの粗さで

 

5./最後に柚子の絞り汁を垂らして完成。冷蔵庫で5日ほど寝かせて発酵熟成させてからどうぞ!

出来上がり

 

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この記事を書いた人

編集部
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