【世界のご飯】トルコのドルマスは、日本のイカめし?

カテゴリー:食情報
投稿日:2017.02.01

トルコの定番料理といえば、スパイスやヨーグルトで味付けした牛肉やチキンをぐるぐると回しながら焼いた「ドネル・ケバブ」が最も有名だ。他に、牛や羊の挽肉を焼いた「キョフテ」というハンバーグのような料理、子羊の腸を引き伸ばしてドネルのように焼いた「ココレッチ」というホルモン焼きのような料理など、肉料理が広く知られている。

しかし、トルコはパンや野菜、魚、フルーツ、ナッツ、スイーツなど、さまざまな食材があり、世界三大料理と言われるだけあって、中東諸国の中でも外食産業が発達している。

下の写真はイスタンブールの旧市街にある『エジプシャンバザール』。もともとはスパイスマーケットとして栄えたというが、現在は、オイルやドライフルーツ、ナッツなど、さまざまな店が軒を連ねる。

エジプシャンバザール

 

下の写真はドライフルーツに切り込みを入れてナッツを挟んだものや、ドライフルーツのまわりに砕いたナッツをまぶしたものなど、ノンシュガーのスイーツが並ぶ。

ドライフルーツのスイーツ

 

果汁とハチミツで固めて中にナッツを入れたゼリー状のノンシュガー菓子もポピュラー。色とりどりで見た目も楽しい。

色鮮やかな菓子が並ぶ

 

そして、ユニークなのが、米をはじめとした具材を野菜や貝に詰めた「ドルマス」という料理だ。

たとえば、ブドウの葉のごはん包みは、「ヤプラク・ドルマス」。ブドウの葉がヨモギのような風味で、ごはんとの相性は抜群だ。

ヤプラク・ドルマス

 

ムール貝の殻にごはんを詰めた「ミディエ・ドルマス」は、ひんやりと冷たい料理。寒い日は食が進まないが、暑い夏にはキリリと冷やした白ワインが合う。

ミディエ・ドルマス

 

ピーマンにごはんを詰めた料理は「ビベル・ドルマス」。その姿形は、日本でポピュラーな「ピーマンの肉詰め」を彷彿とさせる。大きめのピーマンの場合は詰められる具材の量も多いため、豆を混ぜたごはんやシナモンを混ぜたごはんなど、中身のバリエーションが豊富だ。

ビベル・ドルマス

 

中粒種のお米をオリーブオイルで炒めてしっかりと味付けしたドルマスは、お酒の締めではなく、お酒の肴になるごはん。

いなり寿司やイカめしもドルマスと捉えて、お酒とのペアリングを探究すると、お米の楽しみ方の幅がもっと広がるかもしれない。

取材/文:柏木智帆

 

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編集部
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