「茶どころ静岡」11地域の茶葉をブレンド、「揉一ひとえ」販売好調

カテゴリー:ニュース
投稿日:2016.07.19

日本の茶葉の4割を生産する「茶どころ」の静岡県。JA静岡経済連が地元11地域のJA選りすぐりの茶葉をブレンドして昨秋発売した「揉一(じゅういち)ひとえ」が好調な売れ行きです。日本茶の消費量や茶価は低迷が続いていますが、「日本を代表する静岡茶の美味しさをアピールしていきたい」と開発した自信作。外国人観光客向けの商品と合わせ、販路の拡大を図っています。

「揉一ひとえ」は、昨年10月に発売されました。富士、清水、静岡、掛川、菊川などの11地域のJAが選りすぐった茶葉をブレンドしました。冷涼な場所で育った茶葉を煎茶に仕上げてブレンドした、香り高く、キリっとした渋みの「山育ち」と、肉厚な茶葉を緑の色が鮮やかな深蒸し茶にしてブレンドし、まろやかな味わいの「里育ち」。1袋100gで1500円(税別)です。

 

「揉む」工程にこだわった煎茶

県内のJA直売店のほか、東京・吉祥寺にある全農のアンテナショップ「JA全農のお店」やネットショッピングなどで販売されています。発売以来、これまで約7000袋を売り上げ、「贈答品として購入される方も多い」(JA静岡経済連)そうです。

総務省の家計調査によると、1世帯あたりの緑茶の購入量はこの20年で3割減り、購入単価も低迷しています。JA静岡経済連の担当者は「厳しい状況の中、静岡茶の販路拡大を担う立場として、消費者の注目を集め、日本茶の消費を喚起する商品にしようと企画しました」と説明しています。「揉一ひとえ」というブランド名は、「十二単(じゅうにひとえ)」になぞらえつつ、11のJAの選りすぐりの茶葉を合わせたことと、お茶づくりに欠かせない工程である「揉む」を込めたそうです。

「山育ち」と「里育ち」に加えて、外国人観光客向けに渋みを抑えたすっきりした味と鮮やかな緑が特長の「富士山そだち静岡茶」(100g、税別1500円)も発売。朝日が昇る富士山を描いたパッケージで、静岡空港や東京都内の観光客向け量販店などで販売されています。

JA静岡経済連は「日本茶の良さ、静岡茶の美味しさを再認識してもらって消費拡大につなげていきたい」と、首都圏向けなどに販路を拡大していく方針です。

「揉一ひとえ」はJA全農のショッピングサイト「JAタウン」(http://www.ja-town.com/shop/f/f0)でも購入できます。

 

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編集部
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