冬に嬉しい、世界のあったか発酵料理3選

カテゴリー:発酵食品全般 投稿日:2016.01.16

冬の楽しみの1つが、ふうふう言いながら食べる料理。今回は、発酵食品を使った世界のあったか家庭料理を3つご紹介します。

発酵のチカラで旨みが凝縮し、栄養価の増している食品を使うことで、簡単なのにびっくりするほどおいしい味に。すぐれた栄養を補給をして、心までほかほかしましょう!

 

スイス代表・チーズフォンデュ

スイスの家庭料理チーズフォンデュなら、滋養豊かなチーズをたっぷり食べられます。白ワインのかわりに牛乳で作れば、子どもでも楽しめる柔らかな味に。温野菜を用意すれば、野菜が苦手な子でもどんどん食べてくれると評判です。

 

【材料】

・チーズ(※1):300g

・白ワイン:100cc

・にんにく:1片

・ゆでた野菜(※2):適宜

・バゲット:適宜

※1 エメンタールチーズ、グリエールチーズなど数種を使えば、深い味わいに。ピザ用チーズを使えば、気軽に作れる。

※2 ブロッコリー、れんこん、にんじん、じゃがいもなど固めにゆでた野菜をお好みで。

 

【作り方】

①/チーズを細かく切る。野菜、バゲットは一口大に切る。

②/にんにくを半分に切り、鍋に切り口をこすりつけて香りを移す。

③/白ワインを入れ、強火にかけてアルコール分を飛ばす。

④/沸騰したら弱火にしてチーズを数回に分けて加え、煮溶かす。

⑤/④をごく弱火で温めながら、温野菜やバゲットを絡めていただく。このとき、底をすくうようにすると、鍋底がこげつかない。

 

イタリア代表・鶏肉のアンチョビ煮込み

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鶏肉をアンチョビと白ワインビネガーで煮込むイタリア料理のカチャトーレ。酢のチカラで柔らかくなった鶏肉に、ローズマリーの爽やかな香りとアンチョビの旨味がたまらない! 体をあたためるとされる根菜を合わせてコトコト煮たら、冬に嬉しい一品になりました。

 

【材料】

鶏もも肉300g、れんこん80g、にんじん40g、玉ねぎ1/2個、アンチョビ2切れ、にんにく1片、ローズマリー1枝、白ワイン100cc、白ワインビネガー大さじ1~2、オリーブオイル大さじ2、小麦粉適量、塩少々、こしょう少々

 

【作り方】

①/鶏肉を食べよい大きさに切り、塩こしょうをもみこんでおく。

②/玉ねぎは粗みじんにする。れんこんとにんじんは皮をむき、適当な大きさに切る。

③/①に小麦粉をふる。

④/フライパンを傾けてオリーブオイルを入れ、にんにくを入れて熱す。香りが立ったらにんにくを取り出し、③の両面をカリッとなるまで焼く。

⑤/鶏肉を取り分け、残った油で玉ねぎをしんなりするまで炒める。

⑥/⑤を鍋に移し、④の鶏肉とアンチョビ、白ワイン、白ワインビネガーを入れて強火にかけ、アルコール分を飛ばす。

⑦/れんこんとにんじん、ローズマリーを加え、ひたひたになるまで水を足したら、ふたをして弱火で20分ほど煮込む。

⑧/肉が柔らかくなったら、塩こしょうで味を整えて出来上がり!

 

ドイツ代表・スペアリブのビール煮

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栄養たっぷりの豚のスペアリブをビールで煮込むドイツの家庭料理です。ビールの力で肉の臭みが消え、ほろりと崩れる柔らかさに。肉の旨みとビールのほろ苦さ、玉ねぎの甘みで、煮汁も食べ尽くしたくなるおいしさ。ビールのおつまみにも最適!

 

【材料】

スペアリブ350g、玉ねぎ1個、ビール200cc、にんにく1片、ローリエ1枚、オリーブオイル大さじ1、しょうゆ小さじ1/2、塩少々、こしょう少々

 

【作り方】

①/スペアリブに塩こしょうをすりこんで、30分以上おく。

②/玉ねぎはせん切りにする。

③/鍋にオリーブオイルを入れ、にんにくを熱して香りを出す。

④/にんにくを取り出し、①の表面をこんがり焼く。

⑤/②を加え、しんなりするまで炒めたら、ビールとローリエを加えて煮る。

⑥/肉が柔らかくなったら、しょうゆ、塩こしょうで味を整え、さらに5分ほど煮て出来上がり。

 

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この記事を書いた人

編集部
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