小泉武夫がふるさと福島県小野町の「名誉町民」に!

カテゴリー:発酵仮面 投稿日:2015.11.24

60年間で2人目

 2015年11月22日(日)福島県小野町の町制施行60周年記念式典において、大和田昭町長から同町出身の小泉武夫に名誉町民の推戴状(すいたいじょう)が贈られた(『高校三年生』『高原列車は行く』で知られる作詞家の故丘灯至夫〔おかとしお〕に次いで2人目)。「発酵を通して活躍されている小泉武夫先生がわが町の出身であることは私たちの誇りでもあります」(大和田町長)。式典には岩城光英法務大臣、鈴木正晃福島県副知事ら200人が出席した。

 

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記念式典での集合写真

 

 小野町は1955(昭和30)年、小野新町、飯豊村、夏井村の1町2村が合併して誕生した。地勢的には阿武隈山地の中部に位置し、標高700mを越える山々に囲まれ、豊かな自然環境に恵まれている。小野小町生誕伝説の地は「夏井千本桜」、自然公園の矢大臣山、高柴山、樹齢1200年の諏訪神社の翁スギ媼スギ(ジジスギ、ババスギと呼ばれている/国指定天然記念物)、東堂山萬福寺の昭和羅漢など見所も多い。また日本唯一のリカちゃん人形一貫生産オープンファクトリーの「リカちゃんキャッスル」(小野新町)には「 リカちゃん」にまつわる展示やオリジナルドールの販売も行われている(リカちゃん通りイルミネーション点灯期間は、2015年11月21日~2016年1月3日(時間は17:30~20:00まで)。

 

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小野町のゆるキャラ「小桜ちゃん」

 

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高柴山、山頂の展望台

 

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東堂山萬福寺

 

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リカちゃん通りイルミネーション

 

 式典後に行われた基調講演「これからの小野町の可能性と町民の使命」では、全国の「発酵」による取り組みの成功例にふれながら「小野町をさらに発展させ、魅力のある町づくりをしていくためには、やはり「発酵」がキーワードになります。この地から発酵の拠点づくりを目指すべきです。商品としては「とうがらし発酵豆腐」「発酵もやし」「発酵させた本物のキムチ」などをぜひおススメしたい。ほかにも自然に恵まれ、水がおいしい小野町ならではの取り組みがあるはずです。また二つの高速道路が交わるインターそばに「発酵の道の駅」をつくって、こうした商品を販売すればいいんです。そこから農業の六次化や若い人たちが好きになってくれる町づくりへとつながっていくはずです。私は三重県の相可(おうか)高等学校の高校生レストラン「まごの店」のような試みを地元の小野高等学校の高校生でやってもらいたいと思っています。彼らの「食」を通したチャレンジをしっかり応援していきます」

 基調講演後のパネルディスカッション「小野町の将来像を語る」は、コーディネーター小泉武夫、大和田昭小野町長、村上昭正小野町議会議長、子育て世代代表として石塚光子さん、小野高等学校2年横田穂乃花さん、小野高等学校1年熊谷拓海さんが参加した。

 

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基調講演後のパネルディスカッション

 

 「名誉町民」推戴を機にふるさと福島県小野町を全国、世界へと発信する強力な応援団長が誕生したことはまちがいない。

 

【お知らせ】小野町に寄贈された「小泉武夫コレクション展」開催中

日程:11月22日(日)~12月6日(日)(ふるさと文化の館美術館)

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小泉武夫コレクション展

 

 

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この記事を書いた人

編集部
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