絶品ラテンのミートパイ、エンパナーダ

カテゴリー:食情報 投稿日:2018.07.01

ラテン系の国を旅すると、必ず出会う半月型のパイ、それがエンパナーダだ。正確にはパイというより生地はタルトに近い。南米の国々ではたいてい道のジューススタンドやカフェ、パン屋のショーケースに様々な具材のエンパナーダが並べられている。

ここはブラジルのエンパナーダカフェ“Las Empanadas”。ショッピングセンターの1階や駅に入っているような小さなカフェで、みんな背の高い椅子に腰かけてぱっと食べていく。

お店Las Empanadas

 

1個300円程度。少々この店は高い

 

ショーケースに並ぶエンパナーダはいろいろで、定番は牛か鶏で、牛は玉ねぎ、ゆで卵いり。鶏は、胸肉を玉ねぎやパプリカパウダーと共に炒めた具材が入っている。ほかに、チーズ、パルミット(ヤシの若芽)、えびのムケッカ(「ブラジル北部の魚料理」参照)のエンパナーダなどが一般的。

店によって種類はさまざま

 

牛ひき肉のエンパナーダ

 

スペイン、ポルトガル、メキシコ、プエルトリコ、キューバ、コスタリカ、ベネズエラ、ブラジル、アルゼンチン、ボリビア、ペルー、チリ、、、ほぼすべてのラテンの国々にエンパナーダは存在するが、国によって中に入っている具材や外側の生地が違うのが面白い。どの国の人もエンパナーダにはこだわりと愛着をもっていて、自分の国のものが一番一般的で、一番おいしいと信じている。メキシコでは、タコスを食べているうちに、具材がタコスから落ちることにイライラしたメキシコ人が、生地をとじてエンパナーダを生んだという話まであるが、本当かどうかは不明である。

東京でエンパナーダを買うことができる店を紹介しよう。

五反田のブラジル領事館上にある「キョウダイ マーケット」で、牛、鶏のエンパナーダがある。1個246円~。

 

●キョウダイ マーケット

住所:東京都品川区東五反田1-13-12 COI五反田ビル6F

Tel:03-3280-1035

営業時間:月曜~金曜 9:10~18:00 土・日 10:00~18:00

定休日:祝日及び年末年始

http://kyodaimarket.com/

取材・文/yoko

 

  •                    

\  この記事をSNSでシェアしよう!  /

この記事が気に入ったら
「いいね!」しよう!
小泉武夫 食マガジンの最新情報を毎日お届け

この記事を書いた人

編集部
「丸ごと小泉武夫 食 マガジン」は「食」に特化した情報サイトです。 発酵食を中心とした情報を発信していきます。

あわせて読みたい