「仲良うしてな」の「めおと炊き」【京のおばんざい】

カテゴリー:発酵食品全般
投稿日:2018.06.07

互いの持ち味を生かしつつ、両者あってこそのおいしさに

「仲良くしてね」。標準語ではなんとなく言いにくい言葉も、京都ではさらりと「仲良うしてな」。幼児から大人まで、初対面でも何十年の付合いでも、にこにこと頼み合います。

 

鍋の中で相性の良い食材どうしが「仲良うしてな」と言っているのが「めおと炊き」。互いの持ち味を生かしつつ、ゆっくり時間をかけて、両者あってこそのおいしさになっていく、ちょうど夫婦のようにということが名前の由来とか。「焼き豆腐と揚げ豆腐」「ボウダラとエビイモ」などがよく知られています。

 

乳児にもお年寄りにも、熱くても冷たくてもおいしい「カブと鶏肉のめおと炊き」

今回は、鶏肉とカブを使って、乳児からお年寄りまで、みんなに喜ばれる「めおと炊き」を作ります。カブを舌でつぶせるほどトロトロに煮たものは離乳食にも使えますし、鶏肉を使っているのでおだしにコクがあり、若者にも好評の一品です。

 

カブを、夏はトウガン、冬はダイコンに替えることもできます。熱いのをふうふうして食べるもよし、冷蔵庫で冷やしてもおいしくいただけます。

 

【材料】(2人分)

・鶏モモ肉:200g

・カブ:大きさにより2~4個

・調味料:だし汁400cc  醤油20cc,みりん20cc

・おろしショウガ:お好みで

材料。おろしショウガはお好みで

 

【作り方】

1./広めの鍋に一口大に切った鶏肉と調味料を入れ、中火にかける。

鶏肉と調味料を中火にかける

 

2./カブの上下を切り落とす。葉っぱは栄養豊かなので、お味噌汁の具にしたり、ふりかけにして使う。カブの皮をむき、根の付いていたほうに十字の切れ込みを入れておく。

切れ込みの深さは厚さの半分ほど

 

3./1の鶏肉に軽く火が通り、調味料が煮立ったところで、カブを入れる。

4./沸騰したら、あくを取り、蓋をして弱火で煮る。カブが十分に得て柔らかくなり、お味がしみたら、出来上がり。

お好みでおろしショウガを添えて

 

文・レシピ:福田恭子/フリーランス・ライター。京都市生まれ。ドイツ・テュービンゲン大学で学ぶ。文化を専門として茶道家元や京都の老舗料理店の広報誌編集長を務め、国内各地や世界50カ国で取材。

 

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この記事を書いた人

編集部
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