残った古米が新米並みに?! 美味しい炊き方裏ワザ

カテゴリー:レシピ 投稿日:2017.10.01

 新米が出回る季節。さっそく買おうと思ったら、まだ昨年度産のお米が残っている…一度新米を食べてしまうと、古米にはなかなか手が伸びないもの。そこで古米を新米並みに美味しくいただく裏ワザをご紹介しましょう。裏ワザはどれも超簡単。すぐにでも試すことができるものばかりです。

 

 

発酵手帳2021、大好評発売中!

365日その季節に合った発酵食品のレシピや、小泉先生のコラム、付録には発酵食品をいつ作ったらよいか一目でわかる「発酵カレンダー」、発酵食品を作った際の日時、温度、分量などを記録できて次に役立つ「発酵手仕事」、「味噌特集」など、発酵食品好きにはたまらない「発酵手帳2021」が3年目を迎え、さらにパワーアップして大好評発売中!ぜひお役立てください。Amazonで大好評発売中です!

 

 

古米の炊き方の基本ワザ

古米を美味しく炊き上げるには、新米よりも水に浸ける時間、水加減などに少し注意を払います。

 

●あまり力を入れて研ぎすぎない

まず水を入れたらさっとかき混ぜてすぐ水を捨てます。最初の水には糠がたくさん含まれているので、その水を米に吸わせないようにするためです。次に水を入れたら3回、軽く研いでは水を捨てます。力を入れて研ぎすぎると米が割れる原因になります。

 

●水に浸ける時間は30分~1時間程度

米を水に浸けておく時間は夏場なら30分、冬場なら2時間程度です。今の時期なら30分~1時間程度です。

 

●水分量はやや多目で氷を投入

古米は水分が少ないので、炊く際の水は多少多目に入れますが、その際、氷を2個ほど入れます。米は沸騰するまでの時間が長いほど甘味が出る性質があり、水温を下げるためです。

 

【炊く際に入れると美味しくなるもの6選】

にがりは少し珍しいですが、大手スーパーなどではよく売られています。その他は身近にあるものばかりです。

 

●日本酒または本味醂

米1合あたり大さじ1程度を投入します。甘味が増し、ふっくらツヤツヤに炊き上がります。

 

●出汁昆布

米本来の美味しさがやや落ちているので、出汁昆布を投入して旨味を加えます。

 

●エキストラバージンオリーブオイルやサラダ油

米1合あたり大さじ1/2程度の上質のエキストラバージンオリーブオイルやサラダ油を加えると、少しパサつく米がしっとりツヤツヤに。

 

●大根おろしの汁

米1合に大さじ2程度を投入。大根おろしに含まれるアミラーゼなどの酵素の効果により、でんぷんが分解されて旨味が増します。

 

●はちみつ

米3合に大さじ1程度加えると甘味が加わり、つやが出ます。

 

●にがり

米1合に対して1滴垂らすだけ。にがりのマグネシウムでふっくら弾力のある食感になり、冷めても固くなりません。

 

ちょっとした裏ワザで古米も驚くほど美味しくなります。ぜひ試してみてください。

 

発酵手帳2023年版、人気です!発売中!

『発酵手帳 2023』10月4日発売

文庫版サイズ(厚さ1.6×横10.5×縦14.8cm)

464頁

定価:本体2,000円+税

発行:株式会社IDP出版

ISBN978-4-905130-41-3

 

◎入手方法

全国の書店やインターネットサイトなどで販売しています。

 

  •                    

\  この記事をSNSでシェアしよう!  /

この記事が気に入ったら
「いいね!」しよう!
小泉武夫 食マガジンの最新情報を毎日お届け

この記事を書いた人

編集部
「丸ごと小泉武夫 食 マガジン」は「食」に特化した情報サイトです。 発酵食を中心とした情報を発信していきます。

あわせて読みたい