ブラジルの名物カクテル、カイピリーニャ

カテゴリー:酒
投稿日:2017.08.09

 夏のカクテルと言えば、モヒート? それともマルガリータを思い浮かべるだろうか? この夏、ぜひ飲んでみてほしいのが、ブラジルのカクテル、カイピリーニャである。

ブラジルのコパカバーナ

 

 ブラジルの代表的カクテルとも言えるカイピリーニャは、たっぷりすぎるほどグラスに入れたライムと砂糖と氷、そして“カシャッサ”から出来ている。

 カシャッサとは、サトウキビから作られた酒で、アルコール度数は38~48%。同じサトウキビから作った酒にラムがあるが、ラムは糖蜜から作られ、カシャッサは絞汁から作られている(ラムはどことなく甘い香りを感じるが、カシャッサにその香りはない)。

夏に飲みたくなるカイピリーニャ

 

 カシャッサの誕生には諸説あるが、サトウキビ農園で働かされていた黒人奴隷たちが、砂糖を作る途中でできた液体を飲んで酔ったことから、カシャッサが生まれたという説が有名。今はブラジル人の家庭でカシャッサがない家はない、と言えるほどの国民酒である。

 ブラジルの酒場やレストランには、必ずカイピリーニャがあり、ブラジル人は朝以外、いつでもカイピリーニャを飲む。ちょっとしたビジネスランチでも、ステーキと一緒にカイピリーニャを飲むこともある(まあもちろん1、2杯くらいだけど)。休日に出かける海岸ではたいていカイピリーニャを飲んでいる。

 また、おしゃれな店に行くと、ライムの代わりに様々なフルーツを使ったものが登場する。例えば、パッションフルーツ、小夏のような少し苦みのある柑橘、ぶどう、カジューというカシューナッツの果物などなど。

他のフルーツと混ぜる店もある

 

 どんな果物で作ってもいいが、砂糖と氷がしっかり入っているのが正しいカイピリーニャの姿だ(氷はお愛想程度にいれるのではなく、じゃかじゃか入れて溶けたところを飲む)。口当たりがいいので、気がつくと、ぐらんぐらんに酔ってしまうこともある、危険で魅力的なカクテルである。

Yoko

 

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この記事を書いた人

編集部
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